今回はSoqAlbumは関係ありません。最近emacsでブログの原稿を書くようになったので、それをポストしてみます。Emacs(エディタ)とwordpress(ブログツール)に興味をお持ちの人を対象にした、趣味のポストです。
SoqAlbumでいらっしゃた方は、以下のポストからご一読ください。
先に断っておきますが、emacsでorg2blogをヘビーに使い回す話じゃなくて、 emacsで原稿を作ってwordpressにペーストするという軟弱なemacsユーザーのライトな物語 です。今回はこのワークフローを 「ライトなワークフロー(笑)」 と命名し、解説致します。
Emacsでブログの原稿を書く理由
私はまあまあのemacs使いでして、プログラミングやメモ作成からファイル移動まで、大概のコンピュター作業をデーモン起動したemacs上で完結させています(そうです。emacsってデーモンとしてバックグラウンド起動できるんですw) rootで作業する時はviだったりするので、emacsに全幅の信頼を寄せているわけでもないのですが… Emacsのわっか(elisp)に特別な思い入れがあるわけではなく、最近流行りのvscodeが嫌いというわけでもないんですが、unix系のOSを管理するのにターミナル作業は必須なので、ターミナルで動くエディタは手放せないんですね。
最近はSoqAlbumの説明のブログを書いていて、wordpress(WP)のgutenberg(WPのエディタの名前)を使う機会が増えています。そもそもブログを書くのもwordpressを使うのも、私の人生の中で今回が初めてなので、一通り勉強するのは少々骨が折れましたが、最近ようやくそれにも慣れてきて、ブログ書くのにもっと楽する方法はないのかと考える余裕が生まれてきました。
そういうわけで、自然な発想としてemacsでブログを書こうかということになるわけですが、emacsですべてを管理するとかいうヘビーなものではなくて、原稿の骨組みのだいたいをemacs上で作って、後はgutenberg上で編集して、画像の貼り付けをささっとできればいいかなと。さしあたりその程度の「ライトなワークフロー(笑)」を目指す方向で行くことにしました。
Org2blog(emacsでWPを管理するパッケージ)を使わない理由
EmacsでWPがらみの記事だと、だいたいorg2blogの話になります。当然私もorg2blogのパッケージをインストールして、テスト原稿をポストしてみたりしてみたんですけど、私の考える「ライトなワークフロー」にうまくはまってくれませんでした。
WPには現在2種類のエディタが混在してる状態でして、ひとつはさっき話したgutenberg。そしてもうひとつは昔から親しまれてきたclassic editorというのがあります。WPの運営が最近猛烈に推しているのがgutenbergで、将来的にgutenbergに全面移行するのが既定路線なようです(といっても、このgutenbergが古参のブロガーのみなさんにとても不評でして、全面移行は相当先の話になりそうだったりもするのですが)
最近ブログを始めた私はというと、classic editor側に全く資産がありません。新参者としては未来のあるgutenberg側だけに投資を集中させたいというのがあるのですが、org2blogで原稿を作るとclassic側の原稿がポストされるんですね。Gutenberg上に変換機能があったりもするのですが、ただのHTMLブロックに変換されて編集不可能なので、emacsで原稿を作って細かいところはgutenbergで修正という「ライトなワークフロー」が成立しなかったのです。
Gutenbergは本当に不評なようで、まだclassicな環境で作業されてるブロガーのみなさんもたくさんいらっしゃる状況なので、いっそclassic editorだけで突っ走るかとも思ったのですが、org2blogで使われてるブログポストAPI(xmlrpc)というのが、セキュリティー的に忌み嫌われる存在に成り果てていて… それでもsshでポートフォワードすればセキュリティーの問題は回避できそうで、実際それを試して成功したりもしたんですが、やっぱり先行き不透明な技術に投資するのはやめたほうがよいという結論に落ち着き、org2blogはとりやめとしました。
前半のまとめ
今回は私がなぜemacsで原稿を書こうとしているのか、また、なぜorg2blogというメジャーなパッケージの利用を諦めたかという話をしました。
Emacsの欠点として、エディット作業が楽になるので文章が長くなるというのがあります。今回も前置きの話までしか進んでいないのですが、既に相当長いので、続きは次のポストに回します。次はちゃんとelispでクイックハックな話になる予定です。
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