RPi OS/Debian Trixie – Chromiumのアドレスバーの @gemini が消えた! 原因と今すぐできる解決策

@geminiとは、chrome or chromiumのアドレスバーで@gemini + Tabとすると、アドレスバーが質問入力モードに変わる機能でして、質問を入力してリターンで、すぐにGeminiのチャットにジャンプできる便利機能です。

普通にgeminiのページ開いて入力すりゃいいじゃんって思う人もいるかもしれないですが、(1) geminiのアドレスに移って、(2) ロードされるまで待って、(3) マウスでプロンプトまで移動して、(4) それでようやく入力、っていう4ステップの手間と時間がだるいのですね。 Googleばかりに依存するのは良くないなー、と思いつつも、chromiumで元から使えるように設定してあるのでついつい使ってしまってました。

この機能ですが、2026年9月末現在、Raspberry Pi OS (Trixie) 上のchromiumで使えなくなっています。

おやっ? と思って調べてみましたが、これはラズパイの問題ではなく、RPi OSのもとになっているdebian全般で起こる現象であるようです。

これは困った、ということで代替手段を考えました。

とりあえずの解決策:ChatGPTを使おう!

細かい顛末は後回しにして、まずは解決策を示しましょう。元も子もない話になってしまいますが、現状はChatGPTに乗り換えるのが最善の策であるようです(笑)

Chromium に ChatGPT のショートカット(@chatgpt)を設定しましょう。

  1. 設定 > 検索エンジン > 「検索エンジンとサイト内検索を管理する」 に移動
  2. 「サイト内検索」の 追加 を押す
  3. 以下を入力して保存
    • 名前: ChatGPT
    • ショートカット: @chatgpt
    • URL: https://chatgpt.com/?q=%s

これでアドレスバーに @chatgpt と入力して Tab キーを押せば、すぐに質問文とともに ChatGPT のチャット画面へ移行できるようになります。

「設定」 > 「検索エンジン」 > 「検索エンジンとサイト内検索を管理する」 の 「サイト内検索」 本来あるはずの@geminiの項目がなくなっている。

「設定」 > 「検索エンジン」 > 「検索エンジンとサイト内検索を管理する」 の 「サイト内検索」 本来あるはずの@geminiの項目がなくなっている。

「追加」を押し、@chatgptを登録する。

「設定」 > 「検索エンジン」 > 「検索エンジンとサイト内検索を管理する」 の 「サイト内検索」で追加を押し、@chatgptを登録する。

アドレスバーで「@chatgpt + tab」を入力すれば、そのまま質問文を入力できる。

アドレスバーで「@chatgpt + tab」を入力すれば、そのまま質問文を入力できる。

「@chatgpt + tab」で質問文を入力後、リターンを押した結果。

「@chatgpt + tab」で質問文を入力後、リターンを押した結果。

chatgptは今回の「@geminiがdebian chromiumで使えない」問題の原因をすでに把握していました。一方のgeminiはというと…(笑) この種の話だと現状chatgptの方が性能が上のようです。

なぜ @gemini が使えなくなったのか?

@geminiが使えないのは、ただのバグだろうから待ってればよいだろう、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれはバグではなく、debianのchromiumの立派な仕様です。

Chatgptによれば、発端は Debian のバグ報告(Bug #1146746)で、「Chromium のアドレスバーで AI Mode が Tab 補完より先にフォーカスされる問題」というものだったようです。

その解決策としてDebianで採用された方法が、アドレスバーの @gemini や @aimode など、Google Gemini 関連の機能を無効化するパッチ(disable-ai-search-shortcuts.patch)を強制的に当てる、というものでした(笑)

「やり過ぎではないか?」とも思えますが、いかにも Debian らしい情け容赦のない対応が、ちょっと笑えます。

なくなっただけなら、新たに Gemini を追加すれば良いと思ったのだが…

「ChatGPT が登録できるなら、Gemini も同様に登録できるのでは?」と思うgemini推しの方もいらっしゃるかもしれませんが、それが一筋縄ではいかないのです。ChatGPT の https://chatgpt.com/?q=%s に相当する、クエリ付きの直接アクセスURLが Gemini には用意されていないためです。

じゃあ、これまでどのようにgeminiがchromiumに登録されていたかと言うことなのですが、実は@gemini だけ Chromium 内で特別待遇扱いされており、専用のURLなしでチャット画面に移行できるような機能がchromiumのコードにハードコードされていたようです。開発元であることをいいことに、Google があぐらをかいていたということでして、そこをDebian にバッサリやられた形です。

根本的な解決は…?

今回は、とりあえず ChatGPT を使うという応急処置をご紹介しました。 @geminiが使えないと困るというdebianユーザーも多いと思うので、そのうちdebianで仕様が変更されて、もとのように@geminiが使える日が戻ってくる可能性もありますが、googleばかりを使うのはよいことではないので、丁度いい機会だと思ってchatgptにしばらく乗り換えてみるのが良いのではないでしょうか?

とはいえ実は、ラズパイには今や、このような問題に対するもっと根本的な解決方法が存在しています。その解決法について、次回のブログポストで解説します!

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