Chromiumの限界を突破! ついにラズパイにやってきたGoogle Chrome

ついに、ラズパイにChromeがやってきました!Chromiumではなく、本当に「Google Chrome」です。

実際は7月末にはすでにリリースされていたようです。「気づくの遅っ」って話ですね。

今年の3月時点で、GoogleからARM版Chromeのリリース予定が発表されていたのは知っていました。いろいろ報道されましたしね。

「Google Chrome」がARM64 Linuxに対応へ ~2026年第2四半期を予定/NVIDIAのAIミニPC「DGX Spark」にも簡単に導入可能
米Googleは3月12日(現地時間)、ARM64版Linuxに正式対応する「Google Chrome」を2026年第2四半期にリリースする方針を明らかにした。macOS(2020年)、Windows(2024年)に続き、ARM64へのネ…

ところが、いざ実際にリリースされたときはほとんど話題にならず、あまりにひっそり登場したので、全く気づきませんでした(笑) ラズパイ以外に、最近のmac(intelじゃないほう)のasahi linuxなどで使えると思うのですが、話題にならなかったのはどういうことだろう?

前回のブログで、Raspberry Pi OS(あるいはDebian全般)のChromiumでアドレスバーの「@gemini」が使えなくなったお話をしました。「次のブログではもっと根本的な解決方法をお話しします」と言いましたが、その答えがまさにこの「Google Chromeのインストール」です。文句なし、完璧な解決ですね!

さっそくGoogle Chromeをラズパイにインストール

導入はとても簡単です。

  1. Google Chrome公式サイト から「64 ビット .deb(Debian/Ubuntu 版)ARM」をダウンロードします(32ビット版RPi OSはサポートされていないので注意してください)。
  2. ダウンロードが完了したら、ターミナルでダウンロードフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install ./google-chrome-stable_current_arm64.deb

./をつけないとリポジトリ側がサーチされてしまい、ローカルファイルをインストールできないので注意が必要です。

一度インストールすれば、以降は自動アップデート!

このdebパッケージをインストールすると、Google Chromeの公式リポジトリがaptに自動的に追加されます(/etc/apt/sources.list.d/google-chrome.sources)。

そのため、次回からはわざわざダウンロードし直さなくても、apt経由で自動アップデートされます。ラズパイならタスクバーのアプレット経由で通知やアップデートができるので、手間いらずで非常に楽です。

Googleのchromeダウンロードサイトからダウンロード中。必ず「64 ビット .deb(Debian/Ubuntu 版)ARM」を選ぼう。

Googleのchromeダウンロードサイトからダウンロード中。必ず「64 ビット .deb(Debian/Ubuntu 版)ARM」を選ぼう。

メインメニューに追加されたGoogle Chrome。

ラズパイのメインメニューに追加されたGoogle Chrome。

Google Chromeを起動した直後。おなじみの設定画面が出ました!

ラズパイにインストールしたGoogle Chromeを起動した直後。おなじみの設定画面が出ました!

Chromeの利点とは?

これまでもChromiumがありましたし、正直私はそれでほとんど困っていませんでした。では、Chromiumと比べたときのChromeの利点とは何でしょうか? Geminiに聞いてみたところ、以下の点が挙げられました。

  1. 公式サポートと自動アップデート
  2. Googleアカウントの完全な同期(ブックマークやパスワードなど)
  3. DRM(著作権保護)コンテンツの再生(Netflixやアマプラなどが追加作業なしで高画質再生可能)
  4. 専用コーデックとパフォーマンス最適化
  5. PDFビューアーなどの安定性

…と言いつつも、実はこれらのほとんどはChromiumでもできていました。できなかったのは「2. Googleアカウントの完全な同期」くらいでしょうか。特にブックマークの同期ができると嬉しい人は多いかもしれません。

ただ、私にとって嬉しいポイントはこれらとは違います。

私にとって一番嬉しいこと: ChromeならAI語学学習アプリ「FeedDeLingo」が超快適!

Chromiumで一番残念だったこと、それはWeb Speech APIの SpeechSynthesis(音声合成)が機能していなかったことです。

開発中の「FeedDeLingo」は、「AIで、好きが見つかりずっと続く、無料の語学学習アプリ」です。お気に入りの外国語ニュース記事をAIのアシストで読み解くだけでなく、リスニングも強力にサポートしています。

しかし、これまではラズパイのChromiumだと外国語の音声読み上げがうまく動きませんでした。それが、Google Chromeならできるようになりました!

ラズパイでの語学学習が劇的に快適になります。最近新たに新たにシャドーイングに対応しました。ぜひお試しください!

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