初心者でも5分で十分、スマホからパソコンへの超簡単ファイル転送 – SoqAlbum

これを見るだけで使い方がわかります。スマホからパソコンへのファイル送信を実演中。

早速始めましょう

今回からしばらく、SoqAlbumの活用事例を具体的に説明していきたいと思います。

タイトル通り、今回は5分間でスマホのファイルをPCに転送します。

最初に手順を確認しましょう。

  1. PC側のブラウザでSoqAlbumのページ(後述)にアクセス。
  2. 表示されたQRコードを、スマホ(Android/iPhone)でスキャン => スマホ上にファイル送受信ツール(SoqTools)が起動。
  3. SoqToolsの「ファイルを送信」をタップして、ファイルを選択 => ファイルが送信されます。
  4. SoqAlbum画面上にファイルが表示されるので「クリックしてダウンロード」をクリック。

だいたい分かれば十分ですので、すぐに次に進みましょう。

手順の1番目、SoqAlbumページのアドレスは、

https://yagiful.com/soq

です。 このURLをPC側のブラウザで開いてください。 今ご利用のブラウザで開きたい場合はこちらをどうぞ

移動すると ベーターテストの案内が表示されるので、右側の「Start SoqAlbum」を押してください。

SoqAlbumの起動画面。左上にQRコードがある。左下には新たに登録されたユーザが、右下には新たに送信されたファイルが表示されている。

ここまでで既に3分ぐらいかかってしまったかもしれません。でもここから先は簡単です。スマホを使って2, 3, 4番を順にこなしてください。

以上でファイル転送終了です

果たして5分で終わりましたか? 拍子抜けするほど簡単ではなかったでしょうか? 覚えておきたい手順は、最初にSoqAlbumを開くことだけ で、後は画面の指示通りでなんとかなります。次回からはもっと手早く作業を終了できるでしょう。

スマホは一度接続してしまえば 追加で何度でもファイルを送信できます。 送信したファイルはSoqAlbumの「アルバムタブ」にリストされているので、いつでもダウンロードできます。また 逆にPC側からスマホにファイルを送信することも可能です 「ユーザータブ」を開けば使い方を想像いただけるかもしれません。

終了は左上のメニューから終了を選ぶか、単純にブラウザのページを閉じてください。これだけで接続情報がすべて消去されます。たとえ途中でブラウザがクラッシュしてしまっても、ページを閉じた場合と同様、セキュリティー上何の問題も起こりません。

アプリが気に入ったらSoqAlbumのページをブックマークしてください。次回はブックマークから直接起動できます。

ちなみにChromeやEdgeでSoqAlbumを起動するとPWA(Progressive Web Application)としてアプリをインストール可能です。インストールすれば通常のアプリ同様、デスクトップアイコンから起動できます。

SoqAlbumの活用シーン

ではこのSoqAlbumはどういう場面で役立つのか考えてみましょう。クラウドストレージと何が違うのでしょうか?

SoqAlbumの良いところ

  • アプリのインストールやアカウント作成が不要なのですぐに使える。無料で利用できる。
  • QRコードで操作が簡単。慣れれば1分程度でファイル転送が可能。
  • メアドなどの個人情報を交換する必要がないので、他人のPCやスマホとも安心してファイル転送できる。
  • Android/iPhoneの両モバイルデバイスに対応、Win/Mac/Linuxなど主要なPCに対応で、ほぼすべてのOS間でファイル転送可能。

AirDrop/Nearby Shareは初心者には難し過ぎる

ファイル転送として活用できる技術にappleのAirDropとgoogleのNearby Shareがあります。ただしそれぞれapple専用(iOS => macOS)、google専用(Android => chromeOS)です。Nearby Shareはもう少し活用範囲が増えるかもしれませんが、iOSで利用できる日が来るとは思えません。

とにかく利用範囲があまりに限定されていて、いろいろなデバイスが混在する現実的な環境で気軽に使える技術ではありません。appleだけで他はどうでもいいとか、スマホ全体をPCからコントロールしたいヘビーユーザーであるなら話は別ですが、ただ身の回りデバイスから手軽にファイルを転送したいだけの初心者に向いている技術ではないように思えます。

ちなみに両技術ともにLinuxについては話にも登らないという状況でありますが、SoqAlbumはラズパイを含め、Linuxを全力でサポートします。またSoqAlbumはchromeOSでも動きます。PWAですから最も親和性が高いOSと言えるかもしれません。

SoqAlbumの悪いところ

SoqAlbumの悪いところは リアルタイムでしかファイル送信できない ことです。ファイルを置いていつでも自由に取り出せるクラウドの代わりにはなりません。

QRコードを利用するので近距離通信しかできないと思われがちですが、これは間違いです。 SoqAlbumは遠距離からでもファイルを転送できます(URLによる認証を利用)。 SoqAlbumの存在意義は、近距離、遠距離に関係なく、リアルタイムなファイル転送コラボレーションを強力にアシストできる点にあります。

メールに添付、はもうやめよう

ファイルを転送する時メールに添付して、という人は多いと思います。しかし何度も添付を繰り返した結果、メールボックスが添付メールであふれてしまったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

メールに添付していいファイルサイズの上限は3MB程度だそうで、10MBまでいくと相手によっては怒られてしまうレベルです。メール自体に添付するのではなく、クラウドを経由させるのがマナーと言えるでしょう。

ただ、送り先のPCが目の前にあるのなら、メールもクラウドも利用する理由はありません。この場合はSoqAlbumでさっと送ってしまいましょう。赤の他人の持ち物でも、メアドやSNSの交換なく転送できます。SoqAlbumのようなリアルタイムなファイル転送をスマートに活用すれば、あなたの作業量は大幅に削減され、メールボックスやクラウドに取り残されるファイルも低減します。

まとめ

前回までマニュアル的なチュートリアルを書いてきましたが、それも一段落しました。今回からしばらくは、もっと具体的にSoqAlbumの利用法を提案していきます。

これまでのファイル転送ソフトは制約が多すぎました。「この方法はwindowsでは使えない」とか「あの方法ではmacは無理」とか。それぞれに対して多数のバッドノーハウが蓄積され、結局「メールでいいや」になってしまっていたのではないでしょうか。

今回スマホからパソコンへのファイルの転送が、とても簡単に実現するひとつの方法を紹介しました。これを機会にもっと気軽にファイル転送技術を活用してみてください。いままで大変だった作業を、あっさりと終わらせる手助けになるかもしれません。

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